素数の音楽 [misc]
おもしろい本はないかと書店をうろつくのが私の趣味の一つです。先日、書籍パトロールの最中に見つけた本を、とても気に入ったのでご紹介します。題して「素数の音楽」(マーカス・デュ・ソートイ/著 冨永星/訳、新潮クレストブックス)。リーマン予想に関わった数学者たちの、めくるめくエレガントな世界が描かれています。
数学や自然科学に興味を持つ方ならきっと楽しめるでしょう。中学生(おませさん限定)および高校生諸君の夏の一冊としても、おすすめします。
数学や自然科学に興味を持つ方ならきっと楽しめるでしょう。中学生(おませさん限定)および高校生諸君の夏の一冊としても、おすすめします。
2010-07-09 09:55
コメント(2)
読みましたあ~。おもしろかったです。
素数の彼方にはこの世の起源があるのではないかと思わせます。大袈裟ではなく、この世の仕組みのすべてが素数に隠されている感じがします。
最近の数年間に読んだ本の中では、ミチオカクのパラレルワールドと双璧かそれ以上のナンバーワンかも。
私が生きている間にリーマン予想が証明され、素数の秘密が暴かれるといいなと思っています。
けっこうとんでもないところに鍵が落ちていて、明日見つかるかもしれませんからね。
いずれにしても、リーマン予想の証明成就以前と以後ではニュートン力学の前後より大きなパラダイムシフトがあるでしょう。
by ぶりぶり (2010-07-16 13:57)
こんにちは。明朗快活気宇壮大なコメントをいただき、ありがとうございます。数学は美しく澄んだ分野ですね。臨床医学のもやもや感に慣れてしまった私には、とても刺激的な本でした。
リーマン予想が証明されると、気象や地震など、ランダムに発生しているように見える事象に規則性が見いだされたり、大規模多施設RCTに代わる臨床研究の手法が登場したり、世界が一変するかもしれませんね。
私もその変化をリアルタイムで経験できるといいな、と思います。
by vril (2010-07-18 22:16)